半生ドッグフードのおすすめランキング15選！選び方やメリット・デメリットも解説

「市販の半生ドッグフードで安全なものは見つかるのか？」
「どの半生ドッグフードが推奨されるの？」

このような疑問を抱いている飼い主の方は多いかもしれません。

半生タイプのドッグフードは、ドライフードよりも柔らかく、ウェットフードよりも硬い特性を持つ犬用のペットフードです。

食欲不振の愛犬にも適しているのは、ドライフードと比較して嗜好性が高いことが理由として挙げられます。

本記事では、優れた半生ドッグフード15種類をランキング形式で紹介します。

さらに、半生ドッグフードを選択する際のメリットとデメリットについても詳細に解説しますので、興味をお持ちの方は、ぜひ記事を最後までご覧ください。

半生ドッグフードを選ぶ5つの重要ポイント

愛犬に最適な半生ドッグフードを選択する際に、注目すべき5つのポイントを解説します。

• 主原料が良質な動物性タンパク源である
• 添加物不使用の製品を優先する
• セミモイストタイプやソフトタイプを検討する
• 愛犬のライフステージに適している
• 保存が簡単である

上記のポイントを考慮しながら選択すれば、愛犬に最適な半生ドッグフードを見つけられるでしょう。

主原料が良質な動物性タンパク源である

愛犬の健やかな成長と長い寿命を支えるため、高品質な動物由来のタンパク質を中心成分とする半生タイプのドッグフードを選択しましょう。

犬の身体の多様な部位を構築する上で、動物性タンパク質は欠かせない要素となっています。

動物性タンパク質は、筋組織や表皮、毛髪の形成において重要な機能を果たしています。

元来、犬は肉食性が強く、タンパク質を効率的に分解・吸収できる消化器系を有している生き物です。

穀物主体のフードは犬の消化システムに適さず、健康上の問題を引き起こす恐れがあります。

そのため、良質な肉類や魚介類を主成分とする半生タイプのドッグフードを選ぶことが、愛犬のケアにおいて重要なポイントです。

添加物不使用の製品を優先する

愛犬に与えるならば、人工添加物を含んでいない半生ドッグフードが望ましいでしょう。

半生ドッグフードは乾燥タイプよりも水分含有量が高く、品質保持が大きな課題となります。

そのため、多くの製品では防カビ剤や保湿剤、膨張剤といった人工添加物が使用されている製品です。

これらの人工添加物を長期にわたって摂取すると、愛犬の健康に悪影響を与える可能性があります。

一部の添加物には発がん性や中毒性を持つものも存在するため、慎重な選択が必要です。

賞味期限が比較的短くても、無添加や天然由来の添加物を使用した半生ドッグフードを優先的に選びましょう。

セミモイストタイプやソフトタイプを検討する

半生ドッグフードの形状選びは、愛犬の好みに合わせましょう。

主に2つのタイプに分けられる半生ドッグフードの特徴は、以下の通りです。

両タイプとも水分含有量は25～30％程度で、ドライフードと比べて嗜好性が高いのが特徴です。

ただし、食感や香りの強さには違いがあるため、犬によって好みが異なる可能性があります。

愛犬の反応を注意深く観察して、喜んで食べる形状の半生ドッグフードを選択しましょう。

愛犬のライフステージに適している

半生ドッグフードの選択は、愛犬の成長段階を考慮して行うことが重要です。

年齢に応じて犬の栄養ニーズは変化するため、各ライフステージに適した主要な栄養素を把握しておく必要があります。

以下に、成長段階別の推奨栄養素をまとめました。

幼犬期は急速な発育を遂げるため、健全な成長を促進する栄養素の摂取が不可欠です。

成犬期では、肥満対策としてカロリーと脂肪分を抑えたフードを選び、個々の犬の健康状態に合わせた栄養補給を意識しましょう。

高齢期に入ると、関節のサポートに効果的な成分を含み、ミネラルバランスが最適化された製品が適しています。

愛犬の年齢に適した半生ドッグフードを提供することで、健やかな生活と長寿を支援できるでしょう。

保存が簡単である

水分を多く含む半生ドッグフードは、ドライタイプと比べて劣化しやすい性質を持っています。そのため、保存に適した商品を選択することが重要です。

カビの発生に気づかず愛犬に与えてしまうと、食中毒のおそれがあります。

個別包装された小分けタイプの半生フードを選択すれば、短期間で使い切ることができ、腐敗のリスクを抑えられます。

愛犬の健康を守るためにも、品質維持が容易な半生ドッグフードを選びましょう。

半生ドッグフードのおすすめランキング15選

ここでは、注目の半生ドッグフード15製品をランキング方式で紹介します。

• 1位：ココグルメ
• 2位：Yum Yum Yum! チキン やわらかドライタイプ
• 3位：やわか ドッグフード
• 4位：サクラペットフード 半生フード やわらかタイプ
• 5位：サクラペットフード プレミアム半生フード グレインフリー
• 6位：北の極 EZO（エーゾー）
• 7位：ペッツルート やさしいフード チキン＆ビーフ
• 8位：ドゥロイヤル ドゥロイヤル オリジナル
• 9位：サンライズ スタイルズ チワワ用 10歳以上用
• 10位：Perro（ペロ）
• 11位：ジャンプ ピュアロイヤル チキン
• 12位：YawaraHa（ヤワラハ）グレインフリー チキン＆野菜入り 超小型～小型犬用
• 13位：ペットライン プッチーヌ半生 11歳からふんわり粒 国産牛肉
• 14位：ペットライン プッチーヌ半生 1歳から 国産牛肉入り
• 15位：ペットライン プッチーヌ半生 7歳から 国産ささみ入り

高齢犬向け商品や一般的な市販品も含まれていますので、ご参考にしていただければ幸いです。

1位：ココグルメ

フレッシュな手作りドッグフードとして知られるココグルメは、100グラム単位で小分けされた便利な包装が特徴です。

栄養バランスに配慮した本製品は、動物栄養の専門家である獣医師の監修を受けており、愛犬の健康的な生活をサポートします。

多くの飼い主から、これまで食欲不振だった愛犬が喜んで食べるようになったという声が寄せられており、その美味しさは手作りのような質の高さが評価されている製品です。

ラインナップには4種類の味わいが用意されており、タンパク質源となるお肉と栄養豊富な野菜をバランスよく組み合わせた構成となっています。

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2位：Yum Yum Yum! チキン やわらかドライタイプ

小型犬の口に合わせて、粒のサイズが小さく設計されています。

国内産の新鮮な若鶏肉を主原料とし、愛犬の食欲を刺激する美味しさを追求しています。

ソフトな食感でありながら、保存料を一切使用せず、安全性にも配慮した製品です。

また、かつお節を贅沢に配合することで、犬の嗅覚を刺激する香りづけにも成功しています。

10グラムずつの個包装により、保存や給餌の利便性も高められているドッグフードです。

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3位：やわか ドッグフード

「やわか ドッグフード」は、咀嚼力が弱い愛犬のために特別設計されているセミモイストタイプのペットフードです。

ウェットフードとは一線を画し、適度な弾力と硬さを持つため、犬の噛む力の維持にも貢献します。

主原料として、「九州産華味鳥」という国内ブランド鶏を採用しています。

その他の材料も全てヒューマングレード品質の厳選素材を使用し、品質と安全性を重視している製品です。

また、愛犬の腸内環境を整えるオリゴ糖とビフィズス菌が配合されているのが特徴的です。

完全な穀物除去ではなく、犬に必要な穀物を適量配合することで、優れた栄養バランスを実現しています。

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4位：サクラペットフード 半生フード やわらかタイプ

サクラペットフード 半生フード やわらかタイプは、鮮度と自然素材にこだわり開発された半生タイプのドッグフードです。

多くの飼い主から「愛犬が喜んで食べた」との声が寄せられ、その美味しさが高く評価されています。

メイン原料として、香り豊かな国内産の新鮮なチキンを採用しています。

また、愛犬の腸内環境を整える乳酸菌が含まれており、消化を助ける効果が見込める製品です。

さらに、愛犬の関節の健康維持を目的としたグルコサミンとコンドロイチン、そして被毛や皮膚の状態改善に役立つオメガ3・6脂肪酸も配合されています。

個別包装方式と酸化防止のための脱酸素剤入りパックにより、長期保存が可能なのも特筆すべき点です。

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5位：サクラペットフード プレミアム半生フード グレインフリー

グレインフリーの半生タイプドッグフード、サクラペットフード プレミアムは、穀物に敏感な愛犬向けに特別設計されています。

添加物や保存料を排除しているため、愛犬の体に優しい安全性の高い商品と言えるでしょう。

本製品が支持を集める主な要因は、腸内環境を整えるプロバイオティクスと食物繊維の配合にあります。

これらの要素は、腸内フローラのバランスを最適化し、免疫力向上に寄与します。

また、グルコサミンとコンドロイチンを含有しており、関節ケアが必要な高齢犬にも適した製品です。

穀類を含まない半生ドッグフードを探している飼い主さんにおすすめです。

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6位：北の極 EZO（エーゾー）

北の極 EZOは、北海道産エゾシカ肉を主成分とした半生タイプのセミモイストドッグフードです。

自然素材にこだわり、人工的な添加物は一切使用していません。

独自の加圧加熱殺菌法（レトルトパック）により、原料本来の風味と水分含有量を維持しています。

エゾシカ肉は丁寧な血抜き処理がなされており、獣肉特有の臭気が抑えられています。

高タンパクで低脂肪の配合が特徴で、体重コントロールが必要な犬にもおすすめです。

ただし、一般食として分類されているため、必ず総合栄養食と組み合わせて給餌しましょう。

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7位：ペッツルート やさしいフード チキン＆ビーフ

ペッツルート やさしいフード チキン＆ビーフは、愛犬の消化器系に優しい半生タイプのドッグフードとして開発されました。

子犬から老犬まで、様々な年齢層の犬に対応した総合栄養食として設計されています。

本製品の最大の特長は、独自開発の高温殺菌法を採用している点です。

この製法により、素材本来の美味しさや香り、風味を最大限に保持しています。

厳選された鶏肉と牛肉を主成分としているため、犬の嗜好性が非常に高いことも特筆すべき点です。

また、人工的な保存料や酸化防止剤を一切含まないため、安全性も高く評価されています。

「給与試験」に合格し、健康維持効果が確認されているため、愛犬に安心して与えられる半生ドッグフードです。

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8位：ドゥロイヤル ドゥロイヤル オリジナル

ドゥロイヤル オリジナルは、厳選された素材を用いて製造された半生タイプのドッグフードです。

新鮮な三種の肉（牛・鶏・豚）を主成分として使用しています。

魅力的なのは、ミートミールを避け、急速凍結された生肉を豊富に配合している点です。

素材固有の味わいや香りを保つ調理法により、卓越した美味しさを達成しています。

さらに、体内で不足しがちな多糖体を含む「クマ笹エキス」の配合も、うれしい特徴の一つです。

腸内環境を整えるオリゴ糖も含有されているため、排便や便のにおいの改善が期待できるでしょう。

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9位：サンライズ スタイルズ チワワ用 10歳以上用

サンライズ スタイルズ チワワ用 10歳以上向けは、シニア期のチワワ専用に開発された半生タイプのドッグフードです。

各100gが個別包装されており、フードの新鮀な風味を保持しています。

また、チワワの脚にかかる負担を減らすために、関節の健康を支えるコンドロイチンとグルコサミンが含まれています。

皮膚や毛並みの健康を促すリノール酸も配合され、ごまによるビタミンEが免疫力向上に貢献している製品です。

シニアのチワワ向けのこのドッグフードは、年を取ったチワワの健康維持に適しています。

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10位：Perro（ペロ）

老犬やシニア犬専用に考案された半生タイプのドッグフード、それがPerroです。

国内産の新鮮な素材のみを使用し、人工的な添加物は一切含まれていません。

イースト菌による発酵で旨味を極限まで引き出し、その後オーブンで焼成する独特の製造工程が本製品の大きな特徴です。

この手法により、食欲低下傾向にある高齢犬でも喜んで食べる美味しさを実現しています。

関節の健康維持に役立つコラーゲン、コンドロイチン、グルコサミンが含まれているのも注目点です。

老犬向けに開発されましたが、栄養のバランスが取れているため、若い犬や成熟した犬にもおすすめの半生フードになっています。

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11位：ジャンプ ピュアロイヤル チキン

12位：YawaraHa（ヤワラハ）グレインフリー チキン＆野菜入り 超小型～小型犬用

YawaraHaグレインフリー チキン＆野菜入りは、超小型から小型犬向けで、穀物アレルギーのある犬にも適した半生タイプのドッグフードです。

このフードは小型犬が食べやすいように小粒で作られており、新鮮な生チキンをメインに使用して肉食本能に応えています。

愛犬が喜ぶように、肉汁の美味しさが際立つ設計となっています。

また、独特の半生製法により、力の弱い犬でも柔らかくて食べやすいです。

合成酸化防止剤や保存料を加えず、安全性を考慮した健康的な選択肢を提供しています。

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13位：ペットライン プッチーヌ半生 11歳からふんわり粒 国産牛肉

プッチーヌ半生 11歳からふんわり粒 国産牛肉は、ペットラインが高齢犬のために特別開発した半生タイプのドッグフードです。

この製品は、食欲減退や偏食傾向のあるシニア犬でも興味を引くよう、おいしさを最優先に作られています。

個別包装で提供され、「鶏なん骨&チーズ」「鶏なん骨&牛肉」という2つの味わいを楽しめるのが特徴です。

歯の衰えた高齢犬でも食べやすいよう、柔らかい食感に仕上げられています。

また、高齢犬の健康維持に役立つフィッシュコラーゲンが豊富に配合されており、これも製品の魅力の一つです。

半生タイプのドッグフードを探している方に、プッチーヌ半生 11歳からふんわり粒 国産牛肉を試してみてください。

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14位：ペットライン プッチーヌ半生 1歳から 国産牛肉入り

プッチーヌ半生 1歳からの国産牛肉入りは、ペットラインが提供する手軽な価格の半生タイプのドッグフードです。

超小粒設計により、小型犬の小さな口でも容易に食べられるよう工夫されています。

本格的な具材を粒状に加工し練り込むことで、犬の嗜好性を高めています。

「牛肉&ささみ」「牛肉&チーズ」の2種類の味が、それぞれ50gの個別包装で用意されている製品です。

特筆すべき点として、関節の健康維持に寄与する「N-アセチルグルコサミン」が配合されています。

また、安全性への配慮から、着色料は一切使用されていません。

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15位：ペットライン プッチーヌ半生 7歳から 国産ささみ入り

ペットラインが提供するプッチーヌ半生 7歳からの国産ささみ入りは、シニア犬向けに特化した半生タイプのドッグフードです。

比較的リーズナブルな価格設定となっています。

「ささみ&牛肉」と「ささみ&チーズ」の2種類の味が楽しめ、それぞれ50gの個別包装で提供されているため、保存が容易です。

国産鶏ささみを贅沢に使用しており、犬の嗜好性を高めています。

柔らかな食感の粒を混ぜることで、愛犬の食欲増進を図っています。

注目すべき点として、関節の健康維持に役立つフィッシュコラーゲンが含まれているのも特徴です。

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半生ドッグフードにある3つのメリット

半生ドッグフードには、愛犬の食事に関して3つの主要なメリットがあります。

1. 愛犬の食欲を刺激しやすい
2. 子犬やシニア犬にも適している
3. 水分補給の促進してくれる

愛犬への半生ドッグフード導入を検討されている飼い主の方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 愛犬の食欲を刺激しやすい

半生ドッグフードは、ドライフードと比べて水分量が豊富で香りが豊かなため、犬の嗜好性が高い特徴があります。

偏食気味の犬や、加齢により食欲が落ちたシニア犬でも、興味を示す可能性が高まります。

愛犬がドライフードだけでは食欲を示さない場合、半生タイプの犬用ドッグフードを上にのせて与えるのも有効な手段です。

2. 子犬やシニア犬にも適している

半生ドッグフードは、その柔らかな食感により、子犬やシニア犬にとって摂取しやすいメリットを持っています。

咀嚼力が十分でない犬でも、容易に食べられるため、幅広い年齢層の犬におすすめです。

特に高齢犬は、硬いドッグフードを噛み続けることで疲労し、食欲を失うケースがあります。

半生ドッグフードやウェットフードを食事に取り入れることで、愛犬の食事への関心を持続させやすくなります。

3. 水分補給の促進してくれる

半生ドッグフードは水分を豊富に含んでいるため、食事をしながら自然と水分を摂取できます。

特に、自ら水を飲もうとしない犬にとって有効です。

水分が不足すると、泌尿器系の問題や熱中症など、多岐にわたる健康リスクが生じる可能性があります。

愛犬の水分摂取量が気になる場合は、半生ドッグフードの利用を考えてみるのも一案です。

半生ドッグフードにある3つのデメリット

続けて、愛犬に半生タイプのフードを提供する際に考慮すべき3つのデメリットを解説します。

1. 歯垢がたまりやすくなる傾向がある
2. 他のタイプに比べ保存期間が限られる
3. 噛む力が弱まる可能性がある

半生タイプのドッグフードが合う犬と合わない犬がいるのは事実です。

ここで紹介する欠点を十分に把握した上で、自分の愛犬に与えるべきかどうか慎重に検討しましょう。

1. 歯垢がたまりやすくなる傾向がある

半生タイプの犬用フードには、歯に汚れが溜まりやすい問題点があります。

水分を多く含むため粘り気が強く、歯と歯肉の隙間に食べかすが残りやすい傾向にあるためです。

一方で、乾燥タイプのドッグフードは固い食感を持ち、噛む際に自然と歯に付いた汚れが落ちやすくなります。

愛犬の歯の健康管理を重視する場合、半生タイプだけでなく乾燥タイプのドッグフードも組み合わせて与えてみましょう。

2. 他のタイプに比べ保存期間が限られる

半生タイプの犬用ドッグフードは、乾燥タイプと比べると開封後の消費期限が短くなります。

乾燥タイプが開封後約30日間保存可能なのに対し、半生タイプは7〜14日程度しか持ちません。

環境の温度や湿度、また製品の種類によっては、さらに消費期限が短くなることもあります。

また、大きなサイズのパッケージを買うと、使い切れずに期限切れになってしまう可能性があります。

個包装された商品を選ぶなど、保存方法を考えて購入しましょう。

3. 噛む力が弱まる可能性がある

半生タイプのドッグフードを主な食事として与え続けると、愛犬の噛む力が弱くなる可能性があります。

ドライタイプと比較して柔らかい食感のため、十分な咀嚼を必要としないことが原因です。

高齢犬など、すでに噛む力が衰えている場合には適していますが、成犬に与える際には慎重な対応が求められます。

半生タイプのみを長期間与え続けると、噛む習慣が失われ、歯や顎の筋肉が弱くなるリスクがあります。

咀嚼能力を維持するためには、適度な硬さのドライフードやおやつを組み合わせて与えましょう。

半生ドッグフードについてのQ&A

最後に、半生タイプの犬用ドッグフードに関する4つのよくある質問にお答えします。

1. グレインフリーの半生ドッグフードは本当に良いのか？
2. 日本製の半生ペットフードは外国製より優れているのか？
3. 高齢犬には半生・ウェットフードが向いているのか？
4. 半生ドッグフードの消費期限と保管方法はどのくらい？

1. グレインフリーの半生ドッグフードは本当に良いのか？

犬は元来肉食性が強く、肉類や魚類を消化するのに適した消化器官を有している動物です。

そのため、穀物を含まない半生タイプのドッグフードは、犬の身体に負担が少ないと考えられます。

ただし、穀物からのみ得られる栄養成分も存在するのが事実です。

犬の食事に穀物も取り入れるべきだという見解もあるため、穀物不使用が必ずしも最良とは断言できません。

愛犬の嗜好や体調を踏まえて、最適なドッグフードを選択しましょう。

2. 日本製の半生ドッグフードは外国製より優れているのか？

高品質な半生タイプのドッグフードは国内製・海外製の両方に存在するため、単純に優劣を判断することは困難です。

しかし、以下の特徴を持つ製品は避けることをおすすめします。

• 人工添加物が多く含まれている
• 原材料の記載が曖昧である
• 製品に関する詳細な情報が不足している

重要なのは製造国ではなく、愛犬のニーズに適しているかどうかです。

愛犬に必要な栄養素を正確に把握し、それに合った最適な製品を選択してください。

3. 高齢犬には半生・ウェットフードが向いているのか？

歯の衰えたシニア犬や食欲が減退した犬には、柔らかくて香りの強い半生・ウェットフードが好ましいでしょう。

しかし、まだ噛む力が十分ある場合は、無理に変更する必要はありません。

硬いフードを噛むことには様々なメリットがあるため、半生タイプと乾燥タイプを適切に組み合わせて与えてみましょう。

4. 半生タイプの犬用ドッグフードの消費期限と保管方法は？

通常、半生タイプの犬用フードは未開封なら約2年、開封後は7〜14日程度が目安です。

ただし、これは一般的な基準で、正確な期限は各商品のパッケージに記載されているので必ず確認しましょう。

開封後は、酸素との接触を極力減らすことが保存のポイントです。

1回分ずつ小分けにして、密閉可能な容器やチャック付きの袋に入れるのが効果的な方法です。

また、品質の劣化を防ぐためにも、日光が直接当たらない冷暗所で保管しましょう。

愛犬の食欲を高める半生タイプのドッグフードを選択しよう

半生タイプのドッグフードは、乾燥タイプと比べて犬の好みに合いやすく、噛む力が弱った犬でも摂取しやすい特性があります。

特に食欲が減退した犬や高齢犬におすすめです。

ただし、一部の半生タイプのドッグフードには大量の人工添加物が含まれているため、飼い主は慎重に製品を選ぶ必要があります。

本記事で取り上げた半生タイプのドッグフードは、安全性と品質が保証された自信を持って推奨できる製品ばかりです。

半生タイプのドッグフードに興味がある飼い主の方は、これらの製品を検討してみてください。